コスモス苑での認知療法(塗り絵・ブロックアート)
先月に引きつづきコスモス苑で行われている認知療法の一つ、塗り絵・ブロックアートについて紹介いたします。
塗り絵・ブロックアート(図1)は認知症・統合失調症等の方も楽しんで参加できる創作活動で、脳に刺激を与えるものの一つです。
この創作活動をすると、脳では以下のような事が起きているようです。
まず、塗り絵・ブロックアートを始めようとすると、後頭葉(図2)ではじっくり見てどういう絵なのか認識。次に、過去に見た形・色を参考にしようと記憶保続場所の側頭葉に連絡、頭頂葉ではどこに何があるか確認、構図を覚える。それらの構図情報が前頭野に送られ、前頭連合野で情報をもとにプランを立てる。運動野がプランに従って手を動かし、作業を進める。
(図1)塗り絵・ブロックアート
(図2)脳の領域
脳活性だけではなく、ストレス発散、自律神経のバランスを整えると言われていますので、集中力の保てる15分程度を目安に休息を入れながら行います。
認知症の人は精神的ストレスを与えると不安になる恐れがありますので、ご本人の興味のあるもの、簡単なものから開始することをお勧めします。
交通アクセス情報
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