通所リハビリテーションでの生活行為向上リハビリテーションの紹介をさせていただきます。

通所を利用され、『病前は行えていた活動の再開』を望まれる方がいらっしゃいます。

活動にはADL（日常生活動作）に加え、家庭内の役割、余暇活動、趣味活動も含まれます。

家庭内の役割、余暇活動、趣味活動の実施はその人らしさを取り戻すことにもつながると考え、リハビリを行ったり、環境調整をしたりすることで活動の再開を目指します。

コスモス苑デイケアでは過去に

・歩いて近くのスーパーへ買い物に行きたい

・普段行っていた散歩を毎日行いたい

・子供にお味噌汁を作りたい

という様々な目標、ニーズを達成してきました。

今回は『自宅での園芸活動を再開したい』との希望で生活行為リハビリを開始した方の紹介です。

コスモス苑の中庭を利用して実際に園芸活動をプログラムとして実施しました。

まず、草が伸びていたので植木鉢をきれいにします。

『こんなボーボーに生やしちゃって・・・これじゃだめ。そこからビニール袋出して！土も移し替えるよ！』いつもは穏やかな利用者様が本気モードに・・・

野菜の種をまき・・・

チューリップの球根も植えます。

作業中は集中力がすごいです。

経験の差があるため、セラピストは色々教わりながら行いました。

普段の関わりでは気が付きませんでしたが、良い意味でこだわりがあり、手際が良いです。

園芸作業の中でその人らしさ、人間らしさが見られた気がします。

そして、立派に芽が出てきました。

これからも自宅での園芸活動再開に向けリハビリに励んでいきます。