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大腿骨頸部骨折とは

最近、リハビリをしていて感じる事がありました。感じたこととは利用者様の中に大腿骨頸部骨折が既往歴などに入っていることが多く見られると感じました。

そのため、少しではありますが、大腿骨頸部骨折について紹介できればと思い今回ブログに掲載させていただきました。

 

そもそも、大腿骨の頸部骨折とは

大腿骨頚部骨折は加齢による骨粗鬆症を基盤とした高齢者に好発し、原因としては転倒などの軽微な外傷によるものが多く、頚部骨折は高齢者の寝たきりの原因にもなっています。大腿骨近位部骨折は大腿骨内側骨折と外側骨折に大きく分けられ、現在では関節内での骨折を大腿骨頚部骨折といいます。

 

治療法:保存療法では非転位型でも偽関節発生率が高いため、全身状態が許せば手術療法が推薦されており、基本的には人工骨頭とCCHSの手術が行われています。

人口骨頭

CCHS

 

 

大腿骨頚部骨折の理学療法

1、疼痛の軽減

術後1週から2週にかけて骨折部の痛みや股関節周囲の軟部組織損傷による痛みは徐々に

軽減してきます。

 

2、関節拘縮の予防・改善

骨折後は骨折あるいは手術侵襲による軟部組織損傷の修復に伴った瘢痕形成による拘縮

が起こりやすいため、関節の可動域訓練を行います。

 

3、筋力強化

手術後は特に股関節周囲筋ならびに大腿四頭筋の強化が重要です。状況に合わせて積

極的に運動を実施します。

 

4、術後早期からの荷重および歩行訓練

早期荷重は骨への荷重が増加することで骨吸収と骨形成のバランスが改善され、骨密度

が増加します。よって、整復・固定が的確に行われていれば術後早期から荷重訓練を行います。

 

 

まとめ

①骨折する事により寝たきりになってしまうリスクが高い

②基本的には手術療法が選択される。人工関節になると脱臼のリスクが生じる

③早期よりリハビリを行う事が重要である。

上記の事などを考えながら利用者様が一日でも早くもとの状態に近づけていけるようにリハビリを行っていきたいと思います。

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