戸田市にある介護老人保健施設「コスモス苑」よりお知らせです。
当苑では、噛む力・飲み込む力に合わせた様々な食事形態でお食事を提供しています。
軟菜、刻み菜（1㎝角）、超刻み菜（5㎜角）、ミキサー菜、ゼリー食をご利用者様の機能に合わせて一人ずつ対応しています。
美味しく、安全に食事を食べられるように医師をはじめ、管理栄養士、言語聴覚士、看護師、介護士など多職種で摂取状況を見ながら検討をしています。

今回は噛む力、飲み込む力が低下している方がご自宅でも軟らかいお食事を食べられるような調理ポイントをいくつかご紹介します。

①野菜類は煮る、茹でる、蒸す調理方法
→生野菜は繊維が多く、硬くて口の中に残りやすいです。加熱をすることで軟らかく、安全に摂取することが出来ます。

②根菜類、海藻類、きのこ類は細かく切る
→食物繊維の豊富な食品ですが、繊維が多い為食べにくいことが多いです。
細かく切る事で食べやすくなります。食物繊維は高血圧予防、便通改善などの効果があるため積極的に取り入れたい食品の一つです。

③卵は半熟、出汁巻き、卵とじなどの調理方法
→卵は硬く茹でるとパサパサし、口の中でばらけやすくなり、まとまりずらくなります。

今回ご紹介したような調理法で食べにくい食品も食べやすくなります。
ご自宅でも試してみて下さい。
食事の際に咳が出る方、ムセ込んでしまう方は飲む力が低下している可能性があるため、かかりつけ医にご相談下さい。

参考図書：ちょうえい出版株式会社「よくわかる病気のときの食事と生活」