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脚を閉じる運動

左右の大腿部を開いて座る高齢者、とくに要介護高齢者では

珍しくありません(写真1.)。

 

 

写真1、両脚が開いた状態

 

 

両側の大腿部が開いたままだと、大腿部を閉じる働きをする内転筋は徐々に弱くなる傾向があります。

内転筋は骨盤を安定させる役割も持っているため、ここが弱くなると、以前お話しした「後方重心」や「骨盤の後傾」をさらに助長させてしまいます。

 

​今の状態を確認するサインとして以下の二点があげられます。

1、椅子に座っている時に自然と膝が開いてしまう(写真1)

​2、靴の底の外側ばかりがすり減る(写真2の靴底の外側はすり減っていません)

このようなサインのある方には、「内転筋に力を入れる」ことをおすすめします。

 

写真2、踵が少し削れています。脚を開いて歩くと外側が削れます。この写真では、外側は削れていません。

 

写真3、ボールを脚で挟んで内転筋を鍛えているところ。

 

内転筋を鍛えるには、椅子に座り、両膝の間にクッションや丸めたタオルなどを挟みます(写真3)。それを5秒間押しつぶすように力を入れ、その後、緩めます。コスモス苑の療法士はこの方法以外に重りを使って内転筋強化訓練を行います。

 

また、日頃、テレビを見るなど座っている時は、なるべく両側大腿部を閉じていると、内転筋を活動させつつ、骨盤が前傾して姿勢がよくなります。

 

骨盤が後傾すると円背になりやすく、歩行時に後方の転倒リスクにつながります。骨盤後傾が強くなると歩行時に膝が曲がり、さらに転倒リスクが高まります。

 

骨盤後傾予防のためには、コスモス苑の療法士は、足の付け根の筋肉、臀部の筋肉を鍛えて、大腿部後面の筋肉を伸ばす訓練を行っています。

 

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