人間の関節は動かさずにいると可動域制限が生じ日常生活に様々な支障が出ます。今回は足関節に制限を生じたケースに対するリハビリテーションプログラムを２回に分けてご紹介したいと思います。

　足関節の場合、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が固くなったり短縮したりしてつま先を上げづらくなることが多いのでそこをまずほぐします。方法は・・・

①紐を足先に引っ掛けて手前に引っ張り5～10秒程保持する（写真①）。

②ベッドの背板などに足を押し付け5～10秒程保持する（写真②）。

③起立台（傾斜台）にて立位を１～２分程度保持する（写真③）。

（写真①）

（写真②）

（写真③）

　今回ご紹介したプログラムは立位・歩行訓練前の準備運動として行います。特に①・②はベッド上で一人でも行えるので自主トレーニングのメニューとしてもお勧めです。次回は、立位・歩行・階段昇降訓練のプログラムをご紹介します。