お知らせ・活動内容

【コラム】認知症サポート

認知症と自動車運転

近年、認知症者の自動車運転事故がしばしば報道されています。公益財団法人交通事故総合分析センターによると、踏み間違いが原因の交通事故は、2016年は5,085件でした。このうち、60代以上が関係した件数は2,097件と報告されています。運転中、ブレーキを踏む必要があるときに、自分ではブレーキを踏んでいるつもりが、さらにアクセルを踏むことで事故を引き起こしているようです。アクセルを踏んだ後にブレーキを踏むという別の行動に切り替えることができず、再びアクセルを踏むというような同じ行動を繰り返してしまうことが踏み間違い事故に影響しているかもしれません。

また、高齢運転者は認知症になっていても、自分の運転の問題に気付いていないことがあります。同居家族がいれば、高齢者の自動車の傷を見つける可能性はあります。同居していない家族では、別居している高齢者の自動車の傷を見つけることは容易ではありません。自動車の傷や危険運転に気付ける人が周囲にいない高齢運転者は少なからずいらっしゃることでしょう。そのため、高齢運転者と同居していない家族は高齢運転者の運転状況を把握する必要があります。さらに、その高齢者が認知症になっていないか常に把握している必要があります。別居家族にとって、高齢運転者が認知症かどうかの見極めは極めて難しいと思われます。認知症の見極めが必要な時は、専門機関への迅速な相談が必要になります。

 

認知症の診断や治療

認知症疾患医療センターとは、認知症に関する相談、鑑別診断と初期対応、周辺症状(BPSD)や合併症への対応などを行う認知症専門の医療機関です。

認知症かどうかの見極めが必要な時、認知症に関する相談は、認知症疾患医療センターへの相談をお勧めいたします。

map交通アクセス情報 access

〒335−0026 埼玉県戸田市新曽南3−6−23

【電車でお越しの場合】

  • JR埼京線 戸田公園駅より徒歩約15分
  • JR埼京線 戸田公園駅西口より国際興業バス系統[戸52]または[川52]の バスで「新曽南二丁目」下車、徒歩約5分
  • JR埼京線 戸田公園駅西口より戸田市コミュニティバス toco 南西循環で 「新曽南三丁目」下車、徒歩約2分