お知らせ・活動内容

低栄養改善の取り組み

当苑では、リハビリと共に低栄養の改善についても力を入れて取り組んでいます。
ブログでも2回に分けて低栄養の原因と対策を挙げました。
低栄養の原因は、身体活動の低下や認知能力の低下による偏食、咀嚼・嚥下機能の低下など様々です。
これら要因が複雑に関係して低栄養は引き起こされていると言われています。
低栄養状態が続くと、筋肉量が減少したり、骨が折れやすくなったりします。結果的に寝たきりになったり、免疫力の低下につながり感染症の回復が遅れたりすると言われています。
健康寿命を延ばすためには栄養状態の改善が必要になってきます。

当苑では、入所後に一人ひとり栄養状態を判定します。
低栄養のリスクが高い方を抽出して、栄養改善に向けて計画を立てて、実行します。
管理栄養士だけでなく、医師、看護師、言語聴覚士、介護士など多職種でご利用者の情報を共有し、食形態を考えたり、食事の姿勢を直したり、改善に向けた補食を行っています。
そして、月に1回多職種で会議を開き低栄養状態が改善されたか再評価を行っています。

実際に、低栄養状態で入所された方をご紹介します。
70歳代 女性
入所後 Alb2.8ℊ/dl(低値)→1か月後 Alb4.1ℊ/dl(標準値)
※Alb(アルブミン)…血液内のたんぱく質の50~70%を占める。栄養状態を判定する際に有用である。3.5ℊ/dl以下~低値
食欲低下による体重減少に悩まれていましたが、リハビリと食事により見事に栄養状態を改善する事が出来ました。
3か月後には念願の自宅に戻る事ができました。

一人でも多くの方が、また在宅生活へ復帰できるように食事面からサポートを行っていきます。
食事のご相談や気になる事がある方はお気軽に当苑までご相談下さい。

 

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