今回は音楽療法の様子を紹介いたします。音楽療法は音楽の持つ特性を活用するプログラムを通してリハビリテーションを行うことです。健康の維持、心身の障害の機能回復、生活の質の向上、問題行動の改善などを目的に行われます。^１）当苑では音楽療法士による音楽療法の時間が週に一度あります。ピアノの演奏にあわせて歌ったり、リズムをとって手を叩くことにより楽しむことができます。

写真はリズムに合わせて手を動かし、なおかつ両手でじゃんけんをしながら歌を歌っている様子です。デュアルタスク（二重課題）といい、脳の活性化に寄与するため認知症予防に効果的であるといわれています。^２）具体的な例として、歩きながら計算をする、洗濯物を畳みながら知っている野菜の名前を多く挙げる、写真のようなひとりじゃんけん等です。利用者様は苦戦しながらも、「頭を使う機会ができてよい。」とおっしゃっていました。

1）音楽療法 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)

2）デュアルタスクで認知症予防 | 認知症ねっと (ninchisho.net)