嚥下機能の低下した方の食事について~食材・分量編~
埼玉県戸田市にある介護老人保健施設によりお知らせです。
前回、嚥下機能の低下の人が不足しがちな栄養素についてお話しましたが、蛋白質や鉄分、亜鉛、ビタミン類を摂取できるよう、当苑でも嚥下機能の低下した方の食事には、意識して食材を取り入れよう心掛けています。
下の表は、4種類(蛋白質・鉄分・亜鉛・ビタミン類)の栄養素を比較的多く含む食材です。参考にしていただきつつ色々な食品をバランスよく取り入れていくようにしていきましょう。
ただし、体にいいからと、決まったもののみを食べるのではなく、偏らずまんべんなく食べていくことが大切になります。
では、分量はどれぐらい取ればいいのか。皆さんの身近なもので簡単に量れるものがあります。
それは、「ご自身の手のひら」を使う方法です。
手のひらは、個人の体格と関係があるため、自分の手のひらにのる分の食材を食べることで、
1日の目安量になります。
1・しっかり食べる(肉・魚・卵・豆腐)
左手にのる大きさの魚と肉、右手にのる大きさの豆腐と卵を1日で摂ります。
※刺身の場合は、指4本を開いて「4切れ 」、肉の厚さは「小指の厚さ」を目安にしてください。
2.たっぷり食べる(野菜、海藻、きのこ、こんにゃく)
両手に1杯の緑黄色野菜、両手に2杯のその他の野菜を1日で摂ります。
3.ほどほどに食べる(果物)
人差し指と親指の輪の中に入る大きさの果物を1日で摂ります。
4.その他に(穀物、イモ類、牛乳・乳製品)
体を動かす頻度によりますが、毎食1杯~1.5杯のご飯。
ジャガイモ中1個と牛乳200mlを1日で摂ります。
参考:ヘルスプランニング・あいち2009
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