戸田市にある介護老人保健施設「コスモス苑」よりお知らせです。
先月は高血圧や心臓病の方に向けた減塩食のお話をしましたが、今月は脂質異常症の方に向けた食事についてお話をします。
健康診断の採血などでコレステロール値が高いなどと指摘を受けて気にされている方も多いと思います。
脂質異常症は血管の中で、コレステロールが溜まって血管の流れが悪くなる状態のことを指し、一般的には「高脂血症」などと呼ばれています。
血管の流れが悪くなると、動脈硬化症や狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの病気になるリスクが高くなります。
今回は脂質の種類について説明します。
【脂質の種類と性質】
①動物性脂肪（飽和脂肪酸をく含む）・・・牛肉、豚肉、鶏肉など
→悪玉コレステロールを増やします。

②植物性脂質（不飽和脂肪酸を多く含む）・・・キャノーラ油、菜種油、オリーブ油など
→適度な量を摂取すると悪玉コレステロールを減らす働きがあります。

③魚油（DHA、EPA）・・・いわし、あじ、さんま、さばなどの青魚
→血液をサラサラにする働きがあります。

師走に入り、年末とお正月に美味しい食事を食べることが多くなり、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。
食品を選ぶ際の参考になればと思います。
コスモス苑ではクリスマスにフライドチキン、お正月にお節を提供する予定になっています♪
寒さも厳しくなっているため、体調には十分お気をつけください。
（参考図書：ちょうえい出版株式会社　よくわかる病気のときの食事と生活）