2023年4月15日

コスモス苑栄養課

栄養課より

入学、新入社、進級、新年度開始と４月は、始まりの月です。
新しいことは、ウキウキ、ワクワクすると同時に緊張もたくさんするのではないでしょうか？

そこで、今回のテーマは、［自律神経を整える］です。

では、自律神経とは、何でしょう？
自律神経とは、血圧、呼吸数など、体内の特定の機能を調節している神経のことです。

この自律神経を整えるための方法として、
①自律神経を整える作用のある栄養素を多く含む食べ物や飲み物を取る。
②腸内環境を整える。
③運動をする。
④睡眠の質をよくする。
⑤入浴等で心身をリラックスさせる。
ということがあります。
①の自律神経を整える作用のある栄養素とは、ＧＡＢＡ（アミノ酸の一つ）、
タンパク質、ビタミンＢ６，ビタミンＤ，トリプトファン（必須アミノ酸）です。
ＧＡＢＡの１日の摂取目安量は、成人で３０～１００ｍｇで、気軽にとれる食材は
トマトです。１個でＧＡＢＡが４０～６０ｍｇ含まれいます。
タンパク質とビタミンＢ６を多く含む食材は、にんにく、魚（さけ、あじ、さんま、かつお等）
ひれ肉、ささみです。
ビタミンＤを多く含む食品は、きくらげやしいたけ等のきのこ類、ししゃもやしらす干しなどです。
トリフトファンを多く含む食材は、豆腐やみそ等の大豆製品、チーズや牛乳等の乳製品、米等の穀類です。
乳製品、米等の穀類です。
飲み物では、飲むヨーグルトや、ココアがおすすめです。
日頃の食事に取り入れてみましょう。
コスモス苑では、３～４回、言語聴覚士と管理栄養士が利用者様のお食事の様子をラウンドしています。利用者様と直接お話をしたり、食事の様子を観察したりしています。主に食事の形態が利用者様の咀嚼や嚥下と合っているか？食べにくいものはないだろうか？水分などでむせたりしていないだろうか？等を見て、その都度、利用者様にあった食事形態に変更しています。