お知らせ・活動内容

【通所リハビリ】残暑を乗り切る!自宅でできる自主訓練プログラム【作業療法士監修】

残暑(酷暑)が厳しいこの時期、外出や活動量が減りがちですね。

身体機能の維持・向上には日々の運動と生活動作の継続が不可欠です。

今回は、“作業療法の視点・根拠”から、

自宅でも安全かつ効果的に取り組める“自主訓練プログラム”をご紹介します。


🧠 作業療法とは?

 

作業療法(Occupational Therapy)は、身体的・精神的な障害を持つ方が

「その人らしい生活」を送れるよう支援するリハビリテーションの一分野です。

日常生活動作(ADL)や趣味活動、社会参加などを通じて、

心身の機能を高めることを目的としています。

 

日本作業療法士協会による定義では、「作業療法は、作業(Activity)を用いて、

対象者の生活の質(QOL)を高めることを目的とする」とされています。

高齢者においては、筋力・バランス・認知機能の維持が転倒予防や介護予防に直結します

(厚生労働省「高齢者の自立支援に向けたリハビリテーション」より)。


🏠 自宅でできる残暑克服プログラム

① 朝の覚醒促進ストレッチ(約5分)

目的: 自律神経の調整と血流促進
方法:

  • 椅子に座り、両手を上に伸ばして深呼吸(3回)
  • 首を左右にゆっくり回す(各5回)
  • 肩を上下に動かす(10回)

根拠:
朝の軽い運動は交感神経を活性化し、日中の活動性を高める効果があります(日本自律神経学会より)。


② 椅子スクワット(10回×2セット)

目的: 下肢筋力強化・立位保持力向上
方法:

  • 安定した椅子の前に立ち、座って立つを繰り返す
  • 手すりや机を使ってもOK

根拠:
大腿四頭筋・殿筋群の強化は、転倒予防に直結します(国立長寿医療研究センター「高齢者の転倒予防ガイドライン」より)。


③ ペットボトル体操(500ml×2本使用)

目的: 上肢筋力維持・肩関節可動域の確保
方法:

  • 両手にペットボトルを持ち、
  • 腕を前・横・上に持ち上げる(各10回)
  • 肘を曲げて肩を回す動作も追加すると効果的

根拠:
肩関節の可動域維持は、着替え・洗濯・調理などのADLに直結します(作業療法士協会「高齢者の生活動作支援」より)。


④ 口腔体操「パ・タ・カ・ラ」

目的: 嚥下機能の維持・誤嚥予防
方法:

  • 「パ・タ・カ・ラ」と発音を繰り返す(各10回)
  • 食事前に行うと効果的

根拠:
口腔周囲筋の活性化により、咀嚼・嚥下機能が向上します(日本摂食嚥下リハビリテーション学会より)。


⑤ 認知機能刺激活動(脳トレ)

目的: 認知機能の維持・注意力向上
方法:

  • 簡単な計算問題やしりとり(コスモス苑では適切な脳トレプリントを提供します)
  • 新聞の音読や日記を書く習慣もおすすめ

根拠:
認知刺激活動は、前頭前野の活性化に寄与し、認知症予防に効果があるとされています(厚生労働省「認知症予防ガイドライン」より)。


🌞 残暑を乗り切る生活の工夫

  • 水分補給:1日1.5〜2Lを目安に、こまめに摂取
  • 室温管理:エアコン+扇風機で効率的に涼しく
  • 栄養摂取:タンパク質・ビタミンB群・ミネラルを意識
  • 活動時間:朝夕の涼しい時間帯に運動を

📝 スタッフよりメッセージ

「作業療法では、の人らしい生活”を支えることを大切にしています。
暑さに負けず、日々の生活の中でできることを少しずつ積み重ねていきましょう。
ご自宅での自主訓練もサポートいたします!」


🏡 ご相談・お問い合わせ

コスモス苑では、作業療法士による個別プログラムの提案も行っております。
ご自宅での訓練に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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