注意の切り替え
認知症になると視覚の注意の移動が一方向に偏る傾向があります。一部分に注視したままになることもあります。
認知症の方は注意の移動方向を柔軟に変えることが難しくなるようです。
写真1、はお手本を見て、ブロックを並べているところです。左側のお手本に注意を向けた後に注意を向ける方向を右側に替えて、ブロックを並べています。このように注意を左右に繰り返し移動していることは、注意を水平方向に移動していることになります。
写真1、お手本を横に置く場合(水平方向の移動)
写真2、お手本を向こう側に置く場合(垂直方向の移動)
写真2、はお手本をブロックの向こう側に置き、注意を向ける方向を手前と向こう側を往復しています。
これは写真1、と比較して、注意を垂直方向に移動していることになります。
このように、お手本の位置を変えて、注意の移動が水平方向に偏らないように、垂直方向に切り替えて移動させています。
注意の切り替えは認知症の前段階で低下がはじまることがわかっています。
また、転倒と注意の切り替え(スピードの低下)も関連が指摘されています。
コスモス苑では、このような作業や運動を行い、注意の切り替えが低下しないように努めています。
交通アクセス情報
〒335−0026 埼玉県戸田市新曽南3−6−23
【電車でお越しの場合】
- JR埼京線 戸田公園駅より徒歩約15分
- JR埼京線 戸田公園駅西口より国際興業バス系統[戸52]または[川52]の バスで「新曽南二丁目」下車、徒歩約5分
- JR埼京線 戸田公園駅西口より戸田市コミュニティバス toco 南西循環で 「新曽南三丁目」下車、徒歩約2分

