起き上がり
起き上がりは、より機能的で活動的な姿勢である座位・立位になるために不可欠な動作ですが、加齢に伴いこの動作をスムーズに行うのは困難になります。
実際、歩けるのに一人では起き上がれないという人も少なくありません。
人は困難な状況に陥ると様々な手段(代償動作)を用います。例えば起き上がるために手でベッドの端をつかむ(写真①)、足をベッドに引っかける(写真②)、両足を振り上げ反動をつける(写真③)などです。
(写真①)
(写真②)
(写真③)
代償動作は必ずしも悪いことではありませんが、リハビリテーションの際、我々セラピストはこのような代償動作に頼らず腹部や手の力を最大限に利用して起き上がるよう努めます。そのために重要なのは横向きに寝た時に下になった手の位置です。この手の位置は人によって異なります。いわば自分にとって起き上がりやすい“ベスト・ポジション”が誰にでもあるのです。因みにこの“ベスト・ポジション”は座位から横向きに寝る際の手の位置と同じことが多いです(写真④)。
(写真④)
今回ご紹介したやり方を参考にして、よりスムーズで体に負担のかからない起き上がり方を練習して頂ければ幸いです。
PT K.M
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