うまく噛めない、飲み込みにくいなどの嚥下機能の低下を感じ始めると、軟らかいものや飲み込みやすいものを選ぶようになります。

すると、徐々にメニューのバリエーションの内容が乏しくなり、おのずと食事内容が偏り、食思の低下で食べる量が減ってしまい、体力の低下や低栄養・脱水になる恐れが出てきます。

栄養が不足すると、体力や免疫力の低下を招き、病気にかかりやすくなる、病状を悪化させてしまう可能性も高くなります。

嚥下機能が低下の人は、蛋白質、鉄分、亜鉛、ビタミンA、E、Cの栄養素が不足なりがちです。

これらの不足しがちな栄養素は、免疫力の効果を高める働きや身体の筋肉や皮膚・粘膜の維持、血行促進作用などあります。そのため、不足を補う栄養素が多く含まれる食品を意識して食べていく必要があります。

実際にどんな食材を選び、どれぐらい食べればいいのか、次回お話したいと思います。