お知らせ・活動内容

コスモス苑デイケア  生活行為向上リハビリテーションの紹介

通所リハビリテーションでの生活行為向上リハビリテーションの紹介をさせていただきます。

通所を利用され、『病前は行えていた活動の再開』を望まれる方がいらっしゃいます。

活動にはADL(日常生活動作)に加え、家庭内の役割、余暇活動、趣味活動も含まれます。

家庭内の役割、余暇活動、趣味活動の実施はその人らしさを取り戻すことにもつながると考え、リハビリを行ったり、環境調整をしたりすることで活動の再開を目指します。

 

コスモス苑通所リハビリテーションでは過去に

・歩いて近くのスーパーへ買い物に行きたい

・普段行っていた散歩を毎日行いたい

・子供にお味噌汁を作りたい

という様々な目標、ニーズを達成してきました。

 

今回は早朝のウォーキングを再開したいとの希望で、

生活行為向上リハビリテーションを開始した方の紹介です。

 

 

 

A様は数年前から膝の痛みが出現しました。

ADL全般は自立でしたが、奥様とのウォーキングは行わなくなり、外出機会が減少していました。

現状に危機感を感じ、コスモス苑利用開始されています。

 

開始時から生活行為向上リハビリテーションを算定して頂き、今回は歩行に関するホープに注目して目標を『30分の散歩の習慣化』に設定。

一回40分。週2回の個別的なリハビリを実施しました。

 

 

 

 

 

リハビリメニュー&経過

膝関節疼痛コントロール

初回では膝の痛みから5分以上の連続歩行が困難でした。

改善のためにリラクゼーションを行いながら、膝関節周りの筋肉増強を図ります。

主にマシントレーニングによる大腿四頭筋、ハムストリンニングの強化、重りを用いた大腿側部筋力強化を実施。

自主訓練メニューも提供し指導を行ないます。

2ヶ月が経過し、痛みが軽減したことから、連続歩行距離の延長が可能になりました。

 

 

屋外歩行訓練

全身の耐久性の低下が見られ、易疲労性でした。

段差等でふらつく事もあったため実施には杖を利用。

2ヶ月が経過した時点で、体力が向上し、連続歩行が可能になってきました。

そこで5~600mの屋外歩行では休憩ポイントを3箇所から1箇所に減らしていきました。

歩行バランスも向上し、見守りであればフリーハンドに移動形態も改善されました。

今後は自宅周辺にて屋外歩行の自主訓練を開始予定です。

 

 

 

このように半年間の集中的な生活行為向上リハビリテーションを行うことで、

利用者様それぞれのニーズを達成することが出来ます。

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