コスモス苑　栄養課より

皆さま、今年は、どのようなお正月を過ごされたでしょうか？

天気にも恵まれ、過ごしやすかったのではないでしょうか？

今回は、「減塩」をテーマにしたいと思います。

当苑では、高血圧や心臓病の方に医師の指示のもと塩分6ｇ未満のお食事を提供しています。

よく塩分の摂りすぎは血圧が高くなるや、心臓に負担がかかると耳にすることがありますが、なぜでしょうか？

人間の体は塩分と水分の濃度が一定に保たれています。塩分の摂り過ぎると、一時的に体内の塩分濃度が高くなり、それを下げようと体内に水分がため込まれます。これによって、心臓に送り込まれる血液量が増え、血管にかかる圧力が増し、血圧が上がってしまいます。

高血圧によって血管に負担がかかり続けると、「脳梗塞」「心筋梗塞」などの重大な病気を引き起こします。

では、減塩調理の工夫を簡単にご紹介します。

• ①素材の持ち味を活かす

②だしの旨味を活かす…椎茸や煮干し、昆布などで出汁を取ってみましょう。

③香辛料、辛味、香りを添える

④酸味を利用する

これらの工夫を料理にすると薄味でも満足感の高い料理を作ることが出来ます。

又、濃い味を好む方は、下味を付けずに調理をし、調味料をかけて食べることにより、直接舌に調味料の味を感じる事で、味はそのままで、結果的には減塩になることもあります。

ご家庭でもぜひ参考にしてみて下さい。