長期入所の利用者様の立位保持訓練の一例
長期入所の利用者様の中には、生活のほとんど(食事・排泄等)において、介助を要する方がいらっしゃいます。
こちらの方は、立位をとる訓練(立位保持)を行っているところです。車椅子座位、ベッド上臥位の時に、下肢、体幹の屈筋群(曲げる筋肉)優位になる傾向があります。日常生活内の屈筋群と伸筋群(伸ばす筋肉)のバランス不均衡が生じ、歩行困難なため、下肢伸筋群の促通不良になります。
屈筋群優位な方は、移乗の際、両下肢を挙上しようと無意識に力を入れるため、介護スタッフが介助するときに、とても負荷がかかって大変です(ぶら下がり状態になるため)。ご自身の筋力を使用し、立ち上がりや立位保持、荷重(体重保持)を日常生活動作の中で行えれば、利用者様の残存能力の向上にもつながります。しかし、全て介護スタッフにゆだねてぶら下がってしまうと、お互いに大変なだけです。よって、立ち上がり動作を誘導しながら、立位訓練を実施して、下肢伸筋群を促通できるようにすることが狙いです。
交通アクセス情報
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