円背の利用者様の事例
ご高齢者に多い円背についてご紹介いたします。
円背は、背中全体が丸くなっているパターンです。
骨のゆがみによって脊柱が前に倒れた状態を示します。余り聞きなれない言葉ですが、一般的に使われる「猫背」と同じ状態です。
骨盤が後ろに倒れ、頭は前のめり、股関節・膝関節が曲がります。普段は姿勢を保つために背筋を中心とした筋肉が働いていますが、それが疲れてくる・弱くなることで、背中を真っすぐに保てなくなっていきます。視界を維持しようと顔を上に向けるので、多くの場合自然と顎を前方に突き出す姿勢になります。
当苑の利用者様は、股・膝関節が曲がり、前方重心になるため、歩く際にすり足となり、前方突進現象(坂道を下るように前へ前へ小刻みに歩く)歩様をして転倒リスクがあるため、介助者が付き添う状態でした。
リハビリテーションで、股関節・膝関節・肩関節・体幹・頚部の関節可動域を拡大し、筋力強化訓練(両上肢挙上する背筋の強化・ベットに背臥位で頭を挙上する腹直筋の強化・スクワットの大腿四頭筋の強化)を行いました。姿勢が改善することで、歩幅も拡大し、安定性も増しています。
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交通アクセス情報
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