今回ご紹介いたします利用者様は、入所されて1年半の長期利用中の７０代の女性です。

気候の良い時期は手つなぎ歩行で屋外歩行訓練に取り組まれています。

真夏の暑さの厳しい時期(真冬の寒さの厳しい時期)は、利用者様の体調を考慮し、苑内で筋力強化訓練や階段昇降訓練、歩行訓練等を行っています。どうしても、苑内のリハビリでは、疲労を訴えると休息を入れますが、屋外では決められた場所（ベンチ）でないと、休息が入れられません。苑内のリハビリでは休息が多くはいるこの方は、真夏(真冬)の間は持久力が低下してしまう傾向にあり、屋外歩行訓練を再開すると、何度も立ち止まって休息を入れたがります。屋外歩行訓練に取り組むうちに、徐々に歩行距離が延長し、疲労の訴えも減少してきます。

外気はとても新鮮で、緑の木々や、風、日差しに触れながら疲労を忘れ、歩行訓練を楽しみながら体力が向上していきます。