お知らせ・活動内容

言葉のリハビリテーション ~失語症編~

ここコスモス苑での「言葉のリハビリテーション」は、主に失語症や構音障害の利用者様を対象に実施しています。

「失語症」や「構音障害」・・・普段あまり耳にすることが無い言葉だと思います。

どちらも脳損傷(脳卒中、脳腫瘍、交通外傷など)の後遺症で、言葉を上手く話せないことが症状として表れます。

失語症と構音障害の大きな違いは、「頭の中の言葉」が障害されるか、されないかで分けることができます。頭の中の言葉が障害されてしまうのが「失語症」、頭の中の言葉が障害されないのは「構音障害」といいます。頭の中の言葉とは、簡単にいうと、人が言葉を話すときに何を話そうかを頭の中で考え、言葉を選択し表出することです。

 

今回は、失語症について少しお話をしていきたいと思います。頭の中の言葉とは、大きく分けて4つの側面(話す・聞く・書く・読む)に分けられます。失語症では、いろいろなタイプや程度の差はありますが、この4つの側面すべてにわたって障害が認められます。そのため、口や舌の動きが悪くないのに上手く話ができない、耳が聞こえるのに人の話が理解できないなどといったコミュニケーションに障害が表れます。また目が見えるのに文字が読めない、理解できない、字が書けないなどの障害も表れます。

例えば、「今日のお昼に何を食べた?」と尋ねると、うまく答えられないというケースがあったとします。失語症は、この場合でもお昼に何を食べたかを忘れているというわけではありません。何を食べたかは覚えているけど、名前が出てこない。伝えたい言葉が頭の引き出しからうまく探せない、間違った選択をしてしまうといった状態なのです。

 

ことばの障害は、見た目ではわかりにくく、周りからの理解が得られにくい状況です。そのため、ご家族を含め、周囲の環境調整も大切になってきます。

 

コスモス苑では、失語症の利用者様にことばのリハビリテーションを提供し、環境調整を含め、コミュニケーションの円滑化が図れるようにサポートを行っています。

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