姿勢修正③(座位訓練)
座位訓練はリハビリの基本訓練の一つです。
7月のブログで姿勢を修正する体操(訓練)を紹介しましたが、今回はその続きになります。
前回のブログでは、図1の円背(骨盤は後傾)の姿勢を図2の胸を張る姿勢に修正する必要性をご紹介いたしました。図2のように、姿勢が悪いと重心が後方に移動し、立ち上がりにくく、座った時もドスンと勢いよく尻餅をつくように座る場合があります。
今回は、胸を張るだけでなく、さらに、肩甲骨と頸部の位置も修正する運動をご紹介いたします。
図1,骨盤が後ろに傾いて、胸が曲がっている座位
赤い線は骨盤の傾きと胸椎、頚椎のラインになります。
頸部は前方に凸の弱い弯曲になり頸部後面の筋肉の緊張が高まります。
赤い線は骨盤の傾きと胸椎、頚椎のラインになります。
頸部の前方に凸の弯曲は強くなり、頸部後面の筋肉の緊張が弱まります。
図1の頸部は前方に凸の弱い弯曲になっています。それに対して、図2の頸部は前方に凸の弯曲になっています。猫背(円背)になると頸部はまっすぐに近くなり頸部と胸部の負担が高まります。図1の姿勢になり首の後ろの筋肉を触ってみてください。次に、首の後ろを触ったままで、図2のように頸部を後ろにそらしてみてください。首の筋肉がリラックスして柔らかくなるのが触っておわかりでしょうか?頸部の位置が修正されるだけで、首の周囲の筋肉がリラックスします。
お若い方でも猫背の方は首の周囲の筋肉の緊張が高まり、首周りの疲労の出る方はいらっしゃいます。そのような方は、まず、姿勢をよくして首の後ろの筋肉が柔らかくなるかを触って確認されることをお勧めいたします。
次回は更なる運動方法を紹介いたします。
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