頸周囲の筋肉の緊張を緩和させる姿勢
高齢になると上半身が丸くなる方は珍しくありません。
写真1、のように、頚を肩より前に曲げると、上半身は少し丸まって見えます。
この姿勢は頚の付け根周囲の筋肉が過度に緊張した状態になります。
頚を肩より前にして、背面の頚の付け根の筋肉を触ってみると、筋肉が硬くなっているのがわかります。
この姿勢は頚や肩周囲の疲れの原因になることがあります。
写真1、頸が前に出ている状態
そこで、写真2、のように、少し胸を張り、両側の肩甲骨が近づくようにすると、頚の付け根の筋肉が緩みやすくなります。

写真2、肩甲骨の下の筋肉(僧帽筋下部線維)を収縮した状態。頸の付け根の筋肉(僧帽筋上部線維)の緊張が緩和した状態

写真3、耳と肩を結ぶ線が床に垂直に交わるような姿勢
写真3、は横から見た姿勢で、曲がっていた頚を起こした状態になります。
耳と肩を結ぶ線が床に垂直に交わるような姿勢1)は頚に負担が少ない状態になります。
スマートフォンを長時間見て、頚が疲れる方も頭を起こし、耳と肩が一直線になる姿勢をおすすめします。
コスモス苑では、姿勢の修正、背部筋の強化訓練を療法士が行っております。
文献
1)山田知生著「スタンフォード式 疲れない体」サンマーク出版P219
交通アクセス情報
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