今回はリハビリを実施する上で身体機能を評価するスケールのひとつ、MMT（徒手筋力テスト）について紹介いたします。これは筋力がどのくらいあるか評価するものになります。

MMTの判定は0〜5の6段階であり、MMT0が最も筋力が弱く、MMT5が最も筋力が強い状態を示します。

数値の判断基準について、以下の表に記載しますのでご参考ください。

入所時にこれらの判断基準を用いて、現状どの程度の筋力があるのか把握します。

以下の写真は筋力が4～5であった利用者様に対して、運動方向と反対側に押すことで更なる筋力増強を図っている様子です。

青い⇨が利用者様の関節運動、赤い⇨が療法士が抵抗をかけている様子です。

（１）主に大腿部にアプローチした筋力訓練

（２）主に背筋群にアプローチした筋力訓練

（３）主に腹筋群にアプローチした筋力訓練

ただ運動を行うのではなく、「力比べしましょう。」という風にお声がけすると、楽しんで取り組まれる利用者様が多いです。今後もリを進めていく上で、少しでも利用者様が楽しめるように工夫して実施していきたいです。

徒手筋力テスト｜MMT【ナース専科】 (nurse-senka.jp)